「獣の奏者」上橋菜穂子 [読書]
「守人」シリーズとは一味違った、ファンタジーです。
決して人に慣れない獣と共に生きる道を探した少女・エリン。
その獣を人に慣らさないために、何代にもわたって真王に受け継がれてきた禁忌の意味が途切れてしまった。
決して人に慣れない獣と共に生きる道を探した少女・エリン。
その獣を人に慣らさないために、何代にもわたって真王に受け継がれてきた禁忌の意味が途切れてしまった。
生き物の生態に興味を抱き、真摯な姿勢で学んでいくエリンを通じて、獣と人の距離を考えさせられる。
人間が獣を使い様々な利を得るために。
処刑された獣の医術師だった母の、最期の言葉の意味にエリンは近づいていく。
周囲の様々な人たちと関わり、様々なしがらみに縛られ、でも自分の思いを貫こうとするエリンが時には痛々しいけれど。
上橋さんのファンタジー、楽しみました^^
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