「ミサキラヂオ」瀬川 深 [読書]
時間がずれて音が届いたりする、ローカルFMのお話です。
自分がラジオを聴かない人なので、どうだろう?と思ったが。
この田舎感、地元感は心地よい。
田舎を舞台にした時や、海辺舞台にした時、そのいい面というか、都市部在住者の「夢」みたいな面のみ描く本も多い。
例えば、社長は1年中魚くさい水産加工会社を背負っているし。
第三の猫は、数時間に1本の公営船でミサキとつながるシマ在住だし。
独創的な音を作り出す長い髪の女は、引きこもりだわ太めだわ。
それ以外にも、本当に個性的なミサキラヂオを取り巻く人々。
春は、それらの人々を紹介する感じで、ミサキラヂオを沿革を語り。
夏は、文字通りの「お祭り騒ぎ」に、何故か自分まで熱くなり。
秋は、1人の青年を巡って、それぞれに去来するものを持ち寄り。
冬は…その人々の、すべての総括が酒宴となって。
みんな、何かを抱えているのだと。
それを表現することは、ありなんだと。
あの、時間のずれる不思議なラジオは、そんなものを電波に乗せてる、そんな感じでした。
自分がラジオを聴かない人なので、どうだろう?と思ったが。
この田舎感、地元感は心地よい。
田舎を舞台にした時や、海辺舞台にした時、そのいい面というか、都市部在住者の「夢」みたいな面のみ描く本も多い。
例えば、社長は1年中魚くさい水産加工会社を背負っているし。
第三の猫は、数時間に1本の公営船でミサキとつながるシマ在住だし。
独創的な音を作り出す長い髪の女は、引きこもりだわ太めだわ。
それ以外にも、本当に個性的なミサキラヂオを取り巻く人々。
春は、それらの人々を紹介する感じで、ミサキラヂオを沿革を語り。
夏は、文字通りの「お祭り騒ぎ」に、何故か自分まで熱くなり。
秋は、1人の青年を巡って、それぞれに去来するものを持ち寄り。
冬は…その人々の、すべての総括が酒宴となって。
みんな、何かを抱えているのだと。
それを表現することは、ありなんだと。
あの、時間のずれる不思議なラジオは、そんなものを電波に乗せてる、そんな感じでした。
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